みなさんこんばんは!暑かったり涼しくなったりわけわかんない日が続きますね!
そんな中、8月のお盆休みを利用して私はカンボジアとベトナムに行ってきました。初訪問です^^
その際、トランスファーで利用したホーチミンシティのタンソンニャット国際空港で一晩過ごしました。
今回の旅行は往路はベトナムに入国せずにトランスファーしてカンボジアに入国する旅程だったため、不安な点がありました。
今後同じようなチャレンジをされる方のために少しでもお役に立てられるよう記事にします。
参考になると思われる方の旅行モデルとして、
- 日本-ホーチミンシティの往復チケットをANAで買った人
- ホーチミンシティ-シェムリアップのチケットを(1)のチケットと別切りでカンボジア アンコール航空で購入した人。
- ホーチミンシティ到着日は入国せず翌日シェムリアップに飛ぶ予定でタンソンニャット空港で一晩明かす人。
- 復路のシェムリアップからの便でタンソンニャット空港に戻り、ベトナムに入国する人。
- 荷物は機内持ち込みのみで預け入れ荷物はない人。
- 上記の日程が1週間以内くらいである。
- ベトナムのビザを取得する予定がない(取得したくない)人
こんな感じです。かなりニッチですね 笑
1.旅程
今回の旅程を説明します。
成田からホーチミンシティ(HCMC)に飛び入国せずに翌日、カンボジアのシェムリアップに飛びました。
- FUK-NRT(福岡ー成田:NH5144)
- NRT-SGN(成田ーHCMC:NH831)
- SGN-REP(HCMCーシェムリアップ:K6809 )
- REP-SGN(シェムリアップーHCMC:K6824)
- SGN-NRT(HCMC-NRT:NH832)
- NRT-FUK(成田ー福岡:NH)
この旅程のうち3と4のカンボジア アンコール航空の往復チケットは別切りで購入していました。
※福岡空港のANAカウンターの方が善意で念のためチェックインできるか見てみましょうかと端末をたたいてくれましたが、やはりANA側からは見えなかったようです。
NH831便は現地時間で21時過ぎの到着でした。
通常のベトナム観光であれば、入国してタクシーなどでホテルに向かうと思います。それが普通ですね。
第3国に乗り継ぐ場合も同じかと思います。
では私の場合なぜ不安だったのでしょうか?
2.トランスファーをする経緯
当初、今回の旅行はベトナム ホーチミンシティのみの予定でした。友人と友人の知人に会いに行く目的でした。
それが予定変更になり一人旅になりました。
そこで一人でホーチミンをぶらぶらしても飽きるだろうなと考えたときに昔から一度行きたいと思っていた場所を思いだしました。
ベンメリア遺跡
この名前を聞いたことない方でも、”天空の城ラピュタのモデルになったかもしれない場所”と言えばおわかりなのではないでしょうか。
ベンメリア遺跡はアンコールワットの東約60㎞にある遺跡です。拠点都市はアンコールワットと同じシェムリアップになります。
そこで8/11~8/15の全旅程の間にSGN-REPの別切りチケットを購入しました。チケット代は往復で24000円(意外と高い><)。8/12~8/14の日程です。
そしてその後再びベトナムに飛び今度は正式に入国し、ホーチミンシティ観光を行うことにしました。
3.(往路)ベトナムに入国するか否か
1.ベトナムビザ条件
ホーチミンシティ到着は8/11の夜9時過ぎ予定。シェムリアップ行きの824便は翌朝8時出発。
タンソンニャット空港の近隣にはホテルがあり、そこで一晩過ごして翌朝出発する予定でプランニングしましたが、そこでビザの問題ができてきました。
ベトナム入国の際のビザ免除条件として
(ii)前回のベトナム出国日から30日以上の期間が経過している。(旅券でのベトナム出国税関審査官の最新出国印に基づく)。
ttp://www.vnembassy-jp.org/の(BGM注意)
ベトナムビザ取得案内 | Embassy of the Socialist Republic of Vietnam in Japanより抜粋。
つまり例えホテルに泊まるだけでもベトナムに一旦入国してしまうと、すぐに出国しても29日以内に再入国する際にはビザが必要であると。
2.取得したビザが初回入国時にうっかり処理される可能性あり?
では仮に事前にビザを取得して、初回(8/11夜)はノービザで入国し、シェムリアップからタンソンニャット空港に戻って来た時(8/14)にビザを使用するという作戦はどうでしょうか。
スムーズに行けば問題ないのでしょうが、ある方のブログに「一度目の入国の際にビザが使用される(スタンプが押される?)可能性があることに注意してください。」と書いてありました。
うーむ、そんな可能性もあるのか。
万一スタンプを押されそうになったときに私はきちんと説明できるだろうか?自問自答し、すぐにノーという答えを見つけました 笑
3.初日はベトナムに入国しないことに決める
結論から書けばこうです。イミグレーションでのやりとりはできるだけ避けたい・・・。
この一心で初日は入国せずに空港内で一晩過ごすことに決めました。自分で決めたことと言えなかなか不安ですね。
今まで私は空港内で一晩過ごすということをしたことがありません。
4.宿探しに一苦労!?
それなりの空港であればトランジットホテルがあるのですが、タンソンニャット空港は比較的こじんまりとしています。
探しても空港内のトランジットホテルの情報が見つかりません。
空港内にはトランジットホテルがないのです。そんな中何人かのブログに有料の仮眠スペースが最近できたとの報告が。
ただ施設の名前がSleep Zone(スリープゾーン)という名称で検索してもブログであまり引っかからなかったです。(そもそも行ったことないところでスリープゾーンなんて名称知らないので検索しようがない)
ですのでこの記事ではあえて 「タンソンニャット空港」、「トランジットホテル」というキーワードにしています。
5.出発ターミナルに移動すべし
さて成田からの飛行機は当然到着ターミナルに着きます(2F)。タンソンニャット空港の到着ターミナルは簡単で1本道みたいな感じなので迷うことはありませんでした。
入国ゲートが中央部分にあり左右にある搭乗ゲート通路から入国ゲートに多くの方が向かいます。
(画像:ANA)
しかし私は根本的な勘違いをしていました。
それは到着ターミナルにトランジットホテルがあると思っていたことです。この勘違いで到着ターミナルを何往復かしてしまいました。
到着ターミナルにはトランジットホテルはありません!
到着後は速やかに出発ターミナル(3F)に移動してください。
6.乗り継ぎカウンターで手続きをしてから出発ターミナルへ!
説明した通り、私は日本-ベトナムとベトナム-シェムリアップのチケットを別切りで購入しました。
ですのでこのタンソンニャット空港で乗り継ぎの手続きをしないといけません。
1つの不安としてベトナムに入国せずに乗り継ぎカウンターでカンボジア アンコール航空のチェックインができるか?ということでした。
というのも事前に調べたところ、乗り継ぎカウンターはベトナム航空(VN)の窓口の情報しか見つけられなかったからです。
※タンソンヤット空港内ではフリーWi-Fiが使えるようですが、なかなか接続できなく、結局用意していたプリペイドSIMを挿して使用しました。
注意です。
で、結果から言えば、乗り継ぎカウンターで普通にチェックインで来ました!
こんな感じでカウンターの一つがカンボジア アンコール航空用になっていました。
ここでパスポートとプリントアウトしていたEチケットを見せて無事に往復分の搭乗券を発券してもらいました。
私が利用した時間は23時くらいだと記憶していますが、これが深夜到着だとカウンターは開いていたのでしょうか?
次に出発ターミナル(3F)に移動です。乗り継ぎカウンターの右手に出発ターミナルへの入口があります。
赤い四角枠のところにいる係員の人に搭乗券を見せると持ち物検査をしてくれます。その後階段を昇り、出発ターミナルへ行きます。
7.トランジットホテルにチェックインしてみた。
先ほどまで静かだった到着ターミナルから出発ターミナルに移動するとものすごい人がいてなんか安心しました 笑
そして目的のトランジットホテルを探します。
途中の案内板を見ながら進むと、27番ゲート付近にあることが分かりました。スリープボックスと書いてあります。
少し歩いて奥に進むとありました!スリープゾーンが。
まずスリープゾーンの入口に行ってみると、ドアに貼り紙がしてあり、近くにあるカフェのレジに行ってくれと書いてありました。
手前のカフェに戻り受付をお願いします。
利用料金は1時間につき7USDで私は翌朝7時半くらいまでの契約で50USD分支払ました。(クレジットカード支払可)
そして別途カードキー?のデポジットで10USD請求されました。(カード不可、現金のみ)
合計60USDの支払いです。
翌日、チェックアウトの時にデポジットの10USDは現金で返却されました。受け取るのを忘れないようにしましょう!
1.スリープゾーンの中はどんな感じ?
早速カードキーで中に入ります。
はい、ベッドと小さいデスクのみです。後ろの壁にはフックがあって上着をかけられます。ベッドは決して大きいサイズではありませんでしたので、大柄の方だと窮屈に感じるかもしれません。
デスクの下にはコンセントがあるのでスマホ等充電できます。これだけでもありがたいです。
ドアの近くのカギ部です。これを押してロックを解除します。当然外に出るときはカードキーを忘れずに!
このスリープゾーン、一応外部とは隔離されたスペースとなりますが、完全な密室ではありません。
天井はつつぬけです 笑
こんな感じなので光が入ってきます。壁も防音壁ではなさそうなので普通に人の話し声が聞こえます。
スリープゾーンの外はこんな感じでベンチに普通に人が寝てます 笑
あと搭乗ゲートが下のほうにあります。深夜でも1~2時間おきにアナウンスが流れて起こされます。
2.タンソンニャット空港の無料シャワーは使える?
仮眠ボックスは名前の通り一応周りと隔離された仮眠スペースのみ提供されます。ですので、専用のシャワーやトイレはありません。
トイレは搭乗ゲート近くのトイレを使用することになります。
問題はシャワーです。有料でもいいのでシャワーを借りれたらと思っていたのですが、どうもなさそうです。
※有料ラウンジは利用していないのでひょっとしたらあるかもしれません。(ラウンジのうちローズラウンジはないことを確認しました)
すると案内板にシャワーの表示を見つけました。
早速22-25ゲートに向かいます。
シャワーは一番奥の25ゲートの前のトイレ内に併設されていました。
シャワールームは二つありましたがどちらもほぼほぼ水しかでません 笑
しかたなく若干震えながらシャワーを浴びます。
シャンプーもありましたが、自分で用意して行ったほうがいいでしょう。あと水はけもよろしくありません。
ドライヤーのような気の利いたものなんてありません。自分で用意したほうがいいですね。
結局、最低限、汗を流す程度しかできませんでした。
8.タンソンニャット空港でトランジットホテルを利用するメリットとデメリットまとめ
メリット
- ベトナムに入国せずにトランスファーできる。
- 空港内施設なので清潔だ。
- 一応仮眠ボックスは外部と隔離されているので安心して寝れる&荷物も置いて空港内を散策できる。
- 横になれるので、最低限リラックスして睡眠をとることができる。
- 空港内で寝るので次の日早朝の出発に対応できる。
デメリット
- トランジットホテルの料金が意外と高い1時間あたり7ドルとデポジット10ドル。
- 仮眠ボックスに光が入ってくる&アナウンスが定期的に流れるので熟睡しにくい。
- 無料シャワーが使えるが水しか出なかった(冬はやばい?ただの故障?)
結論、神経質な人は絶対に利用しないほうがいいでしょう!
私はまた利用するか?と聞かれたら、利用しないでしょう 笑
決して私は神経質な性格ではないのですが、ちょっと嫌です 笑
何が嫌だったかといえば、定期的なアナウンスで熟睡できなかったことと、シャワーが気持ちよく利用できなかったからです。
空港近くのホテルに泊まったほうが安心&熟睡できそうだなと思いました。
シャワーとホテルの位置情報(出国ターミナル)
(画像:ANAに加筆)
修行でホーチミンシティに行かれる方はほとんどいないと思いますが、旅行の際の参考に少しでもなれば幸いです。
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